2018年2月2日金曜日

肉体と意識

一般的に肉体が人、人間だと考えている。
脳が人間だと考えている。

人間は肉体でも脳でもなく、固有の意識が人だとい考えるべきではないだろう
か。

意識が人間だと考えるのであれば、人は脳では生きていないことになる。
意識は脳とは別のところに生きているからである。

そして人間の脳は固有の意識のすべてを表現しているわけではない。        
さらに意識が持っているすべての情報に対して脳が完璧に反応しているわけで
もない。

だから脳というフィルターを通過して現れる固有の意識は本来のものではない
と考えるべきである。

誰しも感じるその違和感を抱えたまま人は生きていくことになる。
年を重ねていくとその違和感はますます激しくなる。
それは脳の劣化によるものであるといえる。
当然だが幼いころにも同じような違和感を感じている人が多くいると思う。

言葉遊びをするつもりはないが、「人と人間」の違いを考えてみる。
人は生物であり、人間は意識として考えるとわかりやすいかもしれない。
この二つの言葉を考え出した人の意図は私にはわからないが、人間の文字には
「肉体門」があり、その肉体門の中に「日」があることから考えると肉体の中
にある物質ではない何かを表現しているのではないだろうか。

それが意識だと考えると言葉の使い分けをする上で便利だと私は考えている。
さらにその文字を考え出した人は肉体と意識が別のものであると認識していたのかもしれない。


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