異次元を探訪して観じること

２０１５年が終わろうとしている。

１２月の研究会ももうすぐ終わる。

異次元探訪者たちに「異次元観」を尋ねてみた。

「自由、楽しい、好奇心」という言葉が返ってきた。

肉体がなければ自由で自在なわけだから楽しいに決まっている。

さらに肉体のある世界では体験できない人、世界に行けるわけだら好奇心が次から次に湧き出してくるのは当然である。

短い言葉だが率直な観だと思う。

それぞれ自分が地上ではできない体験をする楽しさは「プライスレス」という言葉がふさわしいのではないだろうか。

死後が楽しい、という言葉は違和感があるかもしれない。

だが、意識はもともと異次元にあり、意識が死ぬわけではないのだから、死後という言葉自体が無意味なのである。

だが、気をつけなけらばならないのは、肉体との分離が楽しいかどうかは、今の自分次第、考える能力とイメージ力があるかどうかで決まる。

すべての人が楽しいわけではない。

自分らしく、生きている人だけが楽しいのである。

肉体の分離後を楽しく生きるには、まず異次元がどのようなところなのかを知る必要がある。

そして、自分を知る必要がある。

最後に意識を進化させる必要がある。

最近ブログを疎かにしている

忘れたわけではない、私の意識が別の方向へ向いていた。

今年は自己反省を盛んに行った、させられてきた。毎夜、毎夜、人生のすべての記憶を検証させられている。今に始まったわけでもないが、２０年くらい前から激しくなってきた。

自分の性格が引き起こしたものばかりだが、今までは後悔することなどなかった。しかし最近ようやく変化しなくてはならないと心底思うようになってきた。

布団の中で毎夜繰り広げられる自分の人生に対する後悔。それでも目を醒ますと、性格的にすぐに忘れて次のことばかりが頭に浮かんでくる。今年になってからはどうも様子が違うようだ、目を覚ました後も反省が続いている。これではいけないと自己改革しなくてはならないと考えるようになってきた。このようなことは６５年の人生で初めてのことだと思う。

人生の４分の３を過ぎた今になって、意識を改革しても社会の役に立つとは思えない。だが、肉体を失ってからが本当の人生だと考えれば、死が近づいているからこそ、意識の整理、変革が必要なのだと思える。今だからこそ必要なのだと漸く気がついた。とにかく私の意識の成長は悲しいくらい遅いようだ。

私は聖人のような人間になるわけでもなく、なりたいわけでもない。ただ、後悔しない、ストレスとして残らないように意識を整理しておきたいと願っている。肉体が亡くなって意識だけになれば蓄積されたすべての記憶が自分のものになる。その時のために抵抗力をつけておかなくてはならない。でなければ、数多くの後悔を抱えたまま、時間のない世界で生きることになる。それは楽なことではない。死んでも残る後悔を肉体のある間に整理して、耐性をつけなければならない。